2017年11月3日　アイフォン６s水没から復旧！

iPhone修理の成田也 中目黒店です。

 

今回は、昨晩水没してしまったというiPhone６sの復旧修理。

水に落としてしまった時に液晶表示がおかしくなり、朝には電源が付かなくなってしまっていたとのこと。

 

状況的には厳しいですが、お持ち頂いたのが速かったのでなんとかなるかもしれません。

復旧する確率的には６〜７割といったところでしょうか。

 

あれこれ考えていてもしょうがないのでとりあえず開封して、いの一番にバッテリーを外します。

なぜ一番最初にバッテリーを外すのかというと、水没による故障の場合に圧倒的に多いのがショートによるものとサビによるものです。

今回のケースですと水没してからさほど時間が経っていないのと、落とされたのが真水とのことでしたのでサビの心配はほぼ無いでしょう。

電気さえ流れていなければショートのしようがありませんので、まずバッテリーを外したいということなのです。

 

中を開けてみるとビショビショですね...

ただ、致命的なショートをしていなければ濡れ具合はさほど関係ありません。

 

次にロジックボードと言われるメインの基板を取り外して、超音波洗浄機で洗浄します。

こちらはショートによって付着したコゲのような化合物を洗い流すための作業になります。

コゲが電流を阻害して電源が付かなくなっていることが考えられるんですね。

 

細かいネジを一個一個取り外して基板の取り出し完了。

超音波洗浄機で５分ほど洗います。

 

洗い終えた後によく乾かし、乾いたら元どおりに組みなおしていきます。

 

本体が組み上がり、念のため新品の液晶パネルとバッテリーを仮付けしていよいよテスト開始。

何回やっても緊張しますね...

 

結果は見事に復旧成功。

電源が付き、以前と同じような動作が確認できました！

お客様にも大変喜んで頂き、感動もひとしおです。

本当に直ってよかったですね＾＾

 

液晶パネルとバッテリーも水没によって壊れてしまっていたのでこちらも交換させて頂き、綺麗に組み上げてお客様にお渡し。

水没は復旧しないこともそれなりにあるので、元どおりの状態でお客様にお渡し出来て嬉しいです！

 

ただ、一度水没で電源の付かなくなってしまった端末というのはまたいつ壊れるかわかりません。

その後長期間の動作を保証するものではないということだけご了承ください。

動いているうちにバックアップだけは間違いなくとっておいてください！

 

さて本日は祝日のため、当店は１９：００までの営業となっております。

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